最近、柏市でも短時間に非常に強い雨が降り、道路が冠水するほどの豪雨がありました。
当社のヤードでは幸い車両への冠水被害はありませんでしたが、雨が落ち着いた後、車両を確認していたところ、VW Golf 7(Mk7)で気になる症状を見つけました。
テールゲートを開けると、
「チャプチャプ……」
と、中から明らかに水の音がします。
さらにテールゲートをいっぱいまで開けると、中に溜まっていた水が流れ出てきました。
このGolf自体が道路冠水で水没したわけではありません。
大雨によって、どこからか雨水がテールゲート内部へ入り込んでいたのです。
「どこから水が入っているんだろう?」
と調べてみると、原因は意外に小さな部品でした。
今回は、最近の豪雨をきっかけに当社のGolf 7で見つかった症状と、実際にSHONAN TRADINGで行った修理方法をご紹介します。
原因はVWエンブレムにつながる「排水ホース」
Golf 7のリアにある大きなVWエンブレム。
実はこのエンブレム、飾りだけではなく、テールゲートを開けるためのハンドルも兼ねています。
このエンブレム周辺に入った雨水や洗車時の水は、テールゲート内部にある「ゴム製の排水ホース(ドレンホース)」を通って、テールゲート下部から車外へ排出される仕組みになっています。

ところが、年数が経つとゴムが劣化して破損することがあります。
今回のGolf 7を確認したところ、この排水ホースが劣化していました。
本来なら車外へ流れるはずの雨水がテールゲート内部へ流れ込んでしまい、それが「チャプチャプ」という音の原因になっていたのです。
まずは10秒でできる簡単チェック
同じ症状があるGolf 7なら、内張りを外す前に簡単に確認できます。
テールゲートを開けて、下側の中央付近を見てください。
小さな排水穴があります。
正常であれば、そこに黒いゴム製の排水口が見えるはずです。
黒いゴムが見えない場合
→ 排水ホースが劣化して切れている、またはテールゲート内部へ入り込んでいる可能性があります。
黒いゴムが見える場合
→ 排水ホースは正しい位置に付いている可能性があります。
もちろん、これだけで雨漏りの原因を完全に特定できるわけではありませんが、内張りを外す前にできる簡単なチェックです。
交換部品はAmazonで約1,200円でした
原因が分かったので、交換用の排水ホースを探しました。
今回当社では、Amazonで約1,200円で購入しました。
テールゲートの中に水が溜まっていると、かなり大きな故障を想像します。
ところが今回の場合、必要だった部品はこの小さなゴム製ホースだけでした。

※価格は当社が購入した時点のもので、販売店や時期によって変わる場合があります。
実際に交換してみます
ここからは、当社で実際に行った交換作業です。
① テールゲートの内張りを外す
排水ホースはテールゲート内部にあるため、まず内側のプラスチック製パネルを取り外します。
Golf 7のテールゲート内側には、4つの内張りパネルがあります。
当社では、
上部中央のパネル
↓
左右の小さなパネル
↓
最後に大きなメインパネル
の順番で取り外しました。
プラスチック製の内張りはクリップで固定されているため、無理に引っ張るとクリップやパネルを破損する可能性があります。
② T25トルクスネジ4本を外す
一番大きなメインパネルは、クリップだけではなくT25のトルクスネジ4本でも固定されています。
この4本を外してから、メインパネルを取り外します。
「トルクス」と聞くと特殊な工具のように感じますが、星形のネジに使用する工具で、ホームセンターなどでも購入できます。
③ VWエンブレムの裏側を確認
内張りを外すと、リアのVWエンブレムの裏側へアクセスできるようになります。
ここに排水ホースがあります。

今回確認したところ、このホースが劣化して正常に排水できない状態になっていました。
④ 古い排水ホースを取り外す
劣化した古い排水ホースを取り外します。
取り外した際に、テールゲート内部に水が残っていないかも確認しました。
水が残っている場合は、できるだけ排出して内部を乾燥させます。
⑤ 新しい排水ホースを取り付ける
Amazonで購入した新しい排水ホースを取り付けます。
ここで重要なのが、ホースの下側をテールゲート下部の排水穴へきちんと通すこと。
ホースを交換しても、先端が排水穴に正しく入っていなければ、再びテールゲート内部へ水が流れてしまいます。
下から見て、黒いゴム製の排水口が正しい位置に出ていることを確認しました。
⑥ 内張りを戻す前に排水テスト
すぐに内張りを元へ戻さず、先にテストします。
VWエンブレム周辺へ少量の水をかけて、水の流れを確認しました。
水が新しいホースを通り、テールゲート下部から車外へ正常に排出されればOKです。
テールゲート内部へ水が漏れていないことも確認します。
問題がなければ、取り外したときと逆の順番で内張りを戻して修理完了です。
約1,200円の部品で修理できました
今回のGolf 7は、豪雨による冠水車ではありません。
大雨をきっかけに、劣化していた排水ホースの不具合が分かった車両です。
交換したのは約1,200円の小さなゴム製部品。
それでも、この部品が正常に機能しなくなるだけで、雨水がテールゲート内部へ溜まってしまうことがあります。
Golf 7に乗っていて、
・大雨の後からテールゲートで水の音がする
・洗車後に「チャプチャプ」と聞こえる
・テールゲートを大きく開けると水が出てくる
という症状があるなら、一度排水口を確認してみる価値があります。
ただし、水が入る原因がすべてこのホースとは限りません。
別の場所から水が侵入している可能性もあるため、ホースを交換しても症状が改善しない場合は整備工場などで点検してもらうことをおすすめします。
豪雨の後は、車の小さな変化にも注意
今回のGolf 7も、最近の豪雨がなければ、もう少し発見が遅れていたかもしれません。
大雨の後は、車内やトランクに水が入っていないか、普段と違う音や臭いがしないかなど、一度車を確認してみることをおすすめします。
小さな水漏れでも長期間放置すると、サビや電装系のトラブルにつながる可能性があります。
早めに気付けば、今回のように比較的安い部品交換で済むこともあります。
小さな不具合があっても、Golfは買取できます
一方で、年式が古くなってくると、
「また別のところが壊れるかもしれない」
「そろそろ乗り換えようかな」
と考える方もいると思います。
Golf 7の初期モデルは登場から10年以上が経過しています。
10万kmを超えていたり、今回のような小さな不具合があったりしても、それだけで車の価値がなくなるわけではありません。
SHONAN TRADINGでは、柏市を中心に中古車の買取を行っており、Golfをはじめ、Polo、The Beetle、up!、Tiguan、Golf Touranなど、フォルクスワーゲンの買取を強化しています。
当社は買い取った中古車を国内だけでなく、アイルランドやイギリスなど海外へ輸出しています。
そのため、日本国内の中古車相場だけではなく、海外での需要も見ながら査定できることが当社の特徴です。
柏市でGolfの売却を考えている方へ
「大雨の後からちょっと調子がおかしい」
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今回のように安い部品で直るケースもありますが、不具合によっては高い修理代をかけてから売却するより、修理前の状態で査定した方がいい場合もあります。
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