イギリス・アイルランド向けに中古車を輸出する際に重要なのは、「排出ガス規制」と「車両の年式」です。特に近年は、日本のスポーツカーやクラシックカーの人気が高まっており、年式による税制優遇が大きなポイントになっています。
まずアイルランドでは、EUの環境基準に基づき、自動車に対して排出ガス性能に応じた税制度が採用されています。しかし、初度登録から30年以上経過した車両は“ヴィンテージ車両”として扱われ、通常車両とは異なる低額の税率が適用されます。こうした背景もあり、日本の1980〜1990年代のスポーツカーや旧車は、近年アイルランド市場で非常に高い人気を集めています。
ただし、アイルランドへ輸出する際には「VRT(Vehicle Registration Tax)」に注意が必要です。VRTは、アイルランド国内における市場価値(OMSP)を基準に算出される登録税で、現地相場が高い車種ほど税額も高くなる傾向があります。一方で、30年以上経過したヴィンテージ車両については、通常より大幅に軽減された固定税額が適用されます。
一方イギリスでは、日本とイギリス間の経済連携協定(CEPA)により、一定条件を満たす日本製車両について関税が0%となるケースがあります。これにより、日本からの中古車輸出は非常に競争力が高くなっています。
また、イギリスでも30年以上経過したクラシックカーは人気が高く、税制面で優遇される場合があります。そのため、スポーツカーだけでなく、SUVや商用車、コンパクトカーまで幅広い車種にビジネスチャンスがあります。
イギリス・アイルランド向けの中古車輸出では、現地の税制度や市場価格を事前に把握し、車種ごとの需要を理解することが、利益を最大化する重要なポイントになります。
